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「医師が忙しすぎ」「診療報酬で手当てを」◆Vol.9

医師調査 2015年3月4日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q9ではチーム医療推進のための具体的方策について、任意で回答してもらった。「書類の記入など、医師以外ができる仕事を移管」「相互理解」「診療報酬によるチーム医療への手当て」などの回答が多く寄せられた。以下、主な意見を紹介する。 【制度や仕組み】 ・各職種にもっと責任を持たせても良いと思う。ただ、その場合、インセンティブの問題があり、財務上の課題が大きい。 ・適切な人員配置。具体的には人員増。その分、費用がかかってもやむを得ない。患者にもしっかりと負担をしてもらう。 ・精神保健福祉士や臨床心理士を雇用する診療報酬上の経済的補てん。現状では、雇用できない。 ・ハイブリッド手術室の整備、病院間の画像連携システム。急性期病院からリハビリ病院へ、リハビリ病院から慢性期病院または自宅への速やかな転院、帰宅への連携システム。 ・相互理解と古い体質の組織(多くの病院では、看護部と検査部であるという報告を組織分析の会社から聞いたことがある)の打破。長年居座っている長老みたいな人がいると、組織に風が吹かないので。 ・書類業務や外来でのバイタル測定など。外来診療をもっとスムーズにできるはず。 ・それぞれが他の...