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「大学、診療の役割増すべき」は半数以下◆Vol.11

レポート 2015年3月8日 (日)  池田宏之(m3.com編集部)

Q12 大学医学部や大学病院が、果たしている役割 大学医学部や大学病院は、「教育」「診療」「研究」の3つの役割を担っている。Q12では、病院医師限定で、それぞれについて、果たしている役割や、今後の在り方について聞いた(回答数:246人)。 現状で果たしている役割の中で、「重要」「ある程度重要」を足した割合が最も大きかったのは「教育」で92.3%に上った。教育については、各県に最低1つは設置されている医学部や医科大学の果たしてきた役割への評価は高いことが伺える。 「診療」も90.2%、「研究」も84.2%でとなり、いずれも8割以上の医師が肯定的な回答を寄せた。民間病院では担えない大規模臨床試験や最先端医療の実践の場としての評価が高いことが伺える。「重要でない」「あまり重要でない」はいずれも1割に満たなかった。 Q12 大学医学部や大学病院が、今後果たす役割 Q12では、3つの役割について、将来的な在り方を聞いた。「役割を増すべき」との回答が最も多かったのは「教育」で66.3%。医学生の質担保について聞いた質問でも、医学教育へ期待する声が大きく、特に、臨床現場に出るまでの教育は、大学が中心...