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医療技術の採択は15~35%、診療報酬改定

レポート 2015年3月4日 (水)  成相通子(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・国立社会保障・人口問題研究所所長)が3月4日に開催され、2016年度の診療報酬改定に向けた医療技術の評価方法案が承認された。提案者と評価者の負担軽減を目的に提案書の記載方法が変更されたほか、既に先進医療で実施されている技術に係る提案書も提出できるようにした(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 総会前に同案を審議した中医協診療報酬基本問題小委員会では、2006年度から過去5回の改定で、医療技術評価分科会による医療技術の採択率が15%から35%まで幅があることや、財政面での医療技術の評価への影響について委員から指摘があり、次年度以降の評価方法で考慮するよう求める意見が出た。 スケジュールは例年と同様で、3月中に各学会などに提案書を配布。6月中旬に提出を締め切り、8月から評価案の作成、10月以降に医療技術評価分科会で評価される。 3月4日の中医協総会では、次期改定に向けて、入院医療についても議論。 今回の評価方法案では、従来の改定における問題点として、(1)技術評価提案書の記載や提出方法、(2)先進医療で実施されている技術について学会の対応が...