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「大学の診療レベル低い」「人員増が理想」◆Vol.12

医師調査 2015年3月11日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q12Aでは、病院医師を対象に、現状の医学部や大学病院の問題点や今後の役割について、自由回答で寄せてもらった。大学病院における診療の制限のアイデアや、論文数で業績を評価する点への不満など、多様な意見が寄せられた。主な意見を紹介する。 【教育】 ・本来は臨床が最終目的であるが、教育による質の向上や研究の素地を育てる努力をするべきである。 ・大学病院が,教育,診療,研究の3つを同時進行するのが問題で、教育に特化するべき。なおざりの教育ではなくプロフェッシナリズムが必要。また、留年率を下げる必要がある。 ・学生に教えるプロがほとんどいないように思う。仕事の片手間ではなく、きちんと人にものを教えるための教育をするべきと考える。 ・卒後の臨床研修や国家試験対策を充実させてほしい。ただし、研修中の身分の保証を確実にしてほしい、 ・医師としての適性のない学生はどんどん振り落すべき。頭が良いだけで医師になられると患者も周囲の医師も迷惑。 ・医療が利益追求になり、教育、研究がおろそかになっている。 【研究】 ・研究は、研究機関のみの研究所なりで実施した方が効率的だと思う。 ・研究は非MDのPhDの参加を...