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理不尽なレセ審査、7割が経験、過去1年◆Vol.15

医師調査 2015年3月18日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q11 過去1年間で「理不尽なレセプト査定」の経験 診療所医師に対して、Q11以降で、レセプトの査定について聞いた(回答者256人)。Q11では、過去1年間で「理不尽なレセプト査定」(診療上の必要性があっても算定が認められない査定など)を経験したかを聞いた。 結果、「経験した」が71.9%。「経験していない」と比較すると3倍以上となった。背景には、医学的必要性があるにも関わらず査定で問題となるケースや、同じ内容でも地域ごとに、査定内容が異なる事情などがあるとみられる。 「理不尽なレセプト査定」を受けた分野 前問で、「理不尽なレセプト査定を受けた」と回答した会員に対して、査定を受けた分野を複数選択が可能な方式で聞いた。最も多かったのは「投薬・注射」で49.6%。次いで「検査」で36.3%となった。適応の問題などが、病名からさかのぼって考えやすいだけに、査定が集中しがちになっているとみられる。 「理不尽なレセプト査定」への対応 理不尽なレセプト査定について、実際にどのような対応をしたかを聞いた質問では、最も多かったのは「再審査請求したが、認められなかった」が48.9%で約半数となった。「再...