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レセ査定理由の公開求める声が7割弱◆Vol.17

医師調査 2015年3月23日 (月)  池田宏之(m3.com編集部)

Q14 レセプト請求・査定をめぐる諸問題を解消するために、有用な方法 Q14 では、診療所の医師に対して、「理不尽なレセプト査定」や「萎縮診療」をはじめ、レセプト請求・査定をめぐる諸問題を解消するために、有用な方法を複数選択可能な方式で聞いた(回答数:256人)。 最も多かったのは、「査定理由の明確化、査定情報の公開」で68.4%。査定においては、返戻の理由が明確でないことが、医師の不満として大きいことが伺える。ただ、制度設計として、都道府県ごとの地域差が大きいことや、審査主体が2つあるなど、さまざまな“差”があるのが実態で、理由の明確化や公開へ向けた動きが出てくるかは不透明だ。「査定員による差、地域差の解消」との回答も52.7%で半数を超え、「国保と支払基金の差の解消」も38.3%となった。 医師の自殺などが問題となってきた「個別指導の在り方の見直し」は29.3%となった。「有用な方法はない」は9.4%。 6.6%の「その他」では、以下のような回答が寄せられた。 ・医学知識、臨床経験が豊富、向学心の強い人が審査する。 ・審査委員の名前の公表。 ・医師以外は審査してはいけないようにする...