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新卒合格率100%は6校、2015年医師国試

レポート 2015年3月19日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

厚生労働省は3月18日、第109回医師国家試験の合格者を発表した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。全体の合格率は91.2%、新卒に限った合格率は94.5%、ともに前年より0.6ポイント上がった(第108回の結果はこちら)。 2009年度の医学部の入学定員は2008年と比較し、693人増となり、近年では、最も増加数が多かったが、新卒の合格率は上昇した。一方で、2009年度の入学定員に対する医師国試の受験者数の割合を見ると、9割に満たない大学が、前年の6校から16校と3倍近くなっていた。全体の入学定員に対する受験者数の割合は、前年の99.44%から、2ポイント以上低下し、97.22%で、学力が低い学生が国試を受けるまでに至っていない可能性がある。 新卒者の大学別の合格率を見ると、合格者が多い順に慶応義塾大学、浜松医科大学、千葉大学、金沢大学、帝京大学、鳥取大学の6校が100%となった。帝京大学は、前年の合格率が67.90%と最も低かったが、117人の国試出願者に対して、受験者数は88人にとどまり、合格率が高くなった。 前年より10ポイント以上下がったのは、久留米大学のみ。久留米大の新...