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順天堂大、さいたま市に800床の附属病院新設

レポート 2015年3月20日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

3月19日に開催された埼玉県医療審議会で、埼玉県さいたま市に2020年度開院予定で順天堂大学医学部附属病院を設置する計画が採択された。県の病院公募に同大学が応募していたもので、病床数は800床で、大学院と看護学部も併設する。医療過疎地域の県北部への医師派遣機能も期待されている。病院新設に伴い、「さいたま医療圏」の基準病床数を374床加算することも決まった。 審議会は「構想段階の話であり、外部に公開することは適当でない」として非公開で行われた。県医療整備課によると、新病院の建設予定地は県東部に位置し、さいたま市緑、岩槻両区にまたがる埼玉高速鉄道・浦和美園駅から北へ1キロ程度の約7.3ヘクタール。現在はUR(都市再生機構)が整備を進めており、さいたま市が購入して、無償で大学側に貸与する方向で検討が進められている。 病院建設費は「1床当たり5000万円」(県医療整備課)と言われており、 800床の同病院では概算で400億円。大学院の費用も含めると、さらに建設費がかさむことが見込まれる。行政の補助の在り方については、「現段階では未定」としているが、他県の病院整備では建設費用の半分程度を行政が負...