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指定難病第2次実施分196疾病に、指定難病委

レポート 2015年3月20日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の厚生科学審議会疾病対策部会指定難病検討委員会(委員長:千葉勉・京都大大学院医学研究科消化器内科講座教授)が3月19日に開催され、7月から医療費助成を実施する196疾患の選定を終えた(資料は、厚労省のホームページに掲載)。1月に助成を始めた第1次実施分と合わせて指定難病は計306疾患となる見込みで、対象患者数も30万人増の約150万となる。 19日には、再検討とされていた脂質代謝異常系などの疾患について改めて審議したほか、前回までに検討された171疾患の疾患名の整理を行った。2月18日の検討委員会で再検討とされた家族性Ⅲ型高脂血症については、「疾患全体として『長期の療養を必要とする』という要件を満たすことが明らかではない」として選定から外れることになった(『脂質代謝異常の7疾病が再検討、指定難病委』を参考)。最終的に検討対象となった615疾病のうち、第2次実施分は196疾病になることが確認された。 3月下旬からパブリックコメントを募集し、5月末に検討委員会の上部組織に当たる疾病対策部会で最終的な了承を得る。厚労省は7月1日からの助成開始を目指すとしている。今秋以降に第三次実施...