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野依氏が任期途中で辞任、閣議承認

レポート 2015年3月24日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

政府は3月24日の閣議で、理化学研究所の野依良治理事長の辞任について、了承した。任期は2018年3月31日までだったが、依願による任期途中の退職となる。発令は3月31日付。辞任理由について、理研において、STAP論文の問題を巡る混乱があり、アクションプランが進んできた中、文部科学大臣の下村博文氏は、同日の会見で、「アクションプランを進め、改革の道筋を整えたことも考慮した」と話した。ただ、引責辞任との見方は否定した。後任は、前・京都大学総長の松本絋氏。 文部科学省の下村博文大臣は、閣議で、理研の野依良治理事長が辞任を承認したことを明かした。 閣議後の会見で、下村氏は、野依氏の辞任理由について、理研の改革の進捗以外に、76歳という高齢などもあげ「STAP細胞問題発生以前から辞任の意向を聞いていたが、余人をもって替えがたかった(ため、慰留していた)」と経緯を説明。理研の改革について、下村氏は、昨日の理研の視察に触れ「『改革に道筋がついた』という評価は概ね妥当」と話した。野依氏は、昨年8月の会見で、「アクションプランを陣頭指揮するのが自身の責任」などと発言し、辞任を否定していた(『理事交代一切...