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群大病院の報告書作成過程に疑問も、医療分科会

レポート 2015年3月28日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の社会保障審議会医療分科会(会長:楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)が3月27日に開催され、特定機能病院の承認を取り消すか否かの議論が進む東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院の2病院について、引き続き並行して審議を行っていくことが確認された。群大病院については、3月に提出された最終報告書の作成過程において、外部委員がほとんど出席していないなどの問題が指摘されていることが報告された。群大病院は早急に外部委員を交えて再度、会議を開くと説明している。 分科会は非公開で行われ、終了後に厚労省医政局総務課が審議内容を説明した。群大病院の最終報告書を巡っては、検証委員会の外部委員5人のうち、大学の顧問弁護士を除く4人は昨年8月に開かれた初回しか参加していないことが報道により明らかになっている。検証委員会は全部で9回開催されており、一部の委員は最終報告書の内容を承諾していないという報道もある。 報道で知った厚労省が群大病院に問い合わせたところ、外部委員の出席状況について認めた上で、「納得していない委員がいるかについては明確な答えがなかった」(総務課)。病院側は早急に外部委...