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日本医療研究開発機構、約300人体制で発足

レポート 2015年4月4日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療研究開発機構(末松誠理事長)の設立式典が4月3日に行われ、安倍晋三首相は職員への訓示で、「機構における歩みが少しでも滞っていくことは、世界におけるイノベーションが後退する。この思いでがんばってもらいたい」と期待を込めた。同機構は約300人の職員体制で4月1日に発足、安倍政権が成長戦略として位置付ける医療分野の研究開発およびその環境整備などを行う国立研究開発法人。 安倍首相は、2013年6月に閣議決定した「日本再興戦略」で構想が打ち出されてから、約2年で発足に至ったことについて、「日本の行政の歩みから考えれば、画期的な速さ」とし、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の三省の医療分野の研究開発関連予算を一括管理することから、「各省庁に張り付いていた予算をはがして一つにまとめていくのは、大変な作業」と述べ、2015年度予算でそれを実現したことを評価した。「健康な生活を送る」「癌をはじめ、人生において直面するさまざまな困難な病気を克服する」ことにおいて、機構が果たす役割は大きいとした。 右から、機構理事長の末松誠氏、安倍晋三首相、内閣府特命担当大臣の甘利明氏、内閣総理大臣補佐官の和泉洋人...