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専門医更新、2学会は2015年度から新基準

スペシャル企画 2015年4月13日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

第29回日本医学会総会の4月12日の企画「専門医制度と時代にマッチした生涯教育制度」で、日本専門医機構理事の千田彰一氏(香川大学名誉教授)は、専門医の更新基準について説明し、講習だけでなく、診療実績なども加味して評価する方針であると説明した。新たに専門医を取得する医師については2017年度から新制度が始まるが、専門医取得済みの医師については、準備が整った学会から新基準に基づく更新が始まる。 講演後に取材に応じた千田氏は、新基準による更新は、日本産科婦人科学会と日本病理学会では2015年度から始まるとし、それ以外の学会の大半は2016年度から開始する見通しを説明した。新基準への移行期限はないが、新制度で専門医を新規取得した医師が誕生する2020年度がめどになるという。 座長は、日本専門医機構理事長の池田康夫氏(左)、がん研究会有明病院院長の門田守人氏(右)が務めた。 千田氏は講演で、今後の検討課題の一つとして、医療法に基づく広告可能資格を挙げたほか、フロアからは標榜科との関連についての質問が出た。厚生労働省医政局長の二川一男氏は、「日本専門医機構が認定する専門医については、広告できるよう...