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「健康社会宣言 2015 関西」提言、医学会総会閉会

スペシャル企画 2015年4月14日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

「日本医学会総会 2015 関西」は4月13日に、5つのアクションプランを盛り込んだ、「健康社会宣言2015関西」を提言して閉会した。井村裕夫会頭(京都大学名誉教授)は、2011年の東日本大震災影響で、実質的に8年ぶりの開催となった総会について、「全て大変成功した」との認識を示した上で、市民が参加できるプログラムが多い総会となった意義について、「医療提供者だけで健康を守れない時代」と述べ、今後も議論が続くことに期待を込めた。次回の医学会総会は、2019年4月に名古屋市内で開かれる。会頭は、国立病院機構名古屋医療センター名誉院長の斎藤英彦氏が務める。 今回の日本医学会総会会頭の井村裕夫氏は、最終日に「健康社会宣言2015関西」を発表した。 健康社会宣言の背景となったのは、「超高齢社会」「少子化」「医療関連産業の発展への貢献」の3つの問題。宣言では、少子高齢化の進展を指摘した上で、「従来の医療制度の維持が困難」「医療の地域格差が大きな問題」などと指摘した上で、若い女性がキャリア形成をして、安心して子どもを産み育てることのできる環境整備や、高齢者の充実した生活や死の迎え方、精神疾患や発達障害...