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「医局なければ、へき地行かない」「裁判で助け」◆Vol.7-2

レポート 2015年4月19日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

医局医師337人への質問の最後に、医局人事という制度への意見を尋ねた。熱のこもった回答を選りすぐって、2回に分けて紹介する。 Q18 医局人事という制度についてのご意見を教えてください。また、医局に所属していて良かったと思えたエピソードもあれば、教えてください。 【医局のメリット;人事・職場】 県内の関連病院との風通しが明らかによくなる。 関連病院の部長は、医局人事で動いている人。 意に沿った異動をしてもらった。 問題が起こっても異動させてもらえる。 見合いの時に、「○○大学病院に勤務医局に属している」と言えば、相手の親御さんに強い説得力が働いていた印象を持つ。やはり、働き口に困らない(困りにくい)のが良いと思う。 周辺の医療機関にも関連病院が多く、困った症例などは治療を依頼しやすいこともメリットだと思います。 病気になって長期離脱した医局員も復帰まで助けてもらえる。 病気になった際の保険、失職のリスクがない。 昇進がむずかしい。 同じ医局員として、比較的まとまりのある診療ができる。 難しい症例を大学病院へ送ることができる。 妊娠出産を繰り返しているので、その都度一度退職しなければなら...