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「一番大変なのは学会と病院」、外科新専門医

レポート 2015年4月18日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

4月17日の第115回日本外科学会定期学術集会で、外科学会専門医制度委員長の北川雄光氏(慶応義塾大一般・消化器外科教授)は「新専門医制度で一番大変なのは学会と病院」と話し、制度見直しによって多くのメリットが生まれる一方で、新たな負担が生じるとの見通しを示した。「日本専門医機構と新・外科専門医制度の概要―プログラム整備基準と更新・移行手続きについて―」と題したセッションで、今月公表された「外科専門研修プログラム整備基準について」の説明と、会場からの質疑応答が行われた。 新専門医制度の説明をする外科学会専門医制度委員長の北川雄光氏。 新専門医制度については、4月12日の日本医学会総会でも概要や更新基準等の説明がされている(『専門医更新、2学会は2015年度から新基準』を参照)。北川氏は外科専門医の歴史と日本専門医機構の成り立ちに触れた上で、当面は両者が協力して研修プログラム整備基準や専門医更新要件の策定を行っていくと理解を求めた。新制度は2017年度から専門研修を開始する医師が対象だが、それに先行して2016年度から新たな基準による専門医の更新が始まる。 外科専門医→内科サブスぺの道も? ...