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「大学の給料上がれば解決」「『良い教授』はまれ」◆Vol.15-1

医師調査 2015年5月10日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

Q31: 転職や医局などについて、自由にご意見をお書きください。 医局に所属している医師337人と医局に所属していない医師163人の計500人の勤務医に、医局について、自由に意見を聞いた。熱のこもった回答を選りすぐって、3回に分けて紹介する。第1回目は医局医師の声から。 ■医局の意義・メリット 好条件を求めるのは誰でもそうだが、一人前になるまでは条件にとらわれず、幅広い経験をするべき。実力が付いた後、条件を求めるべき。医局制度は、何だかんだ言っても、医者の育成にプラスだと思う。 ある程度医局に在籍し、その後、さまざまな道を選ぶのが良いと思う。医局在籍だけも良くない気がする。 外科系には医局制度のシステムは合っていると思います。 良い教授に恵まれれば、医局に属することは決して悪いことではない。ただし、「良い教授」というのは非常に稀である。 研究を続けたい人や大学教授を目指す人なら、医局に属する必要がある。 現在の医局で、良い上司に恵まれました。個人的には医局は良いシステムでした。しかし、知人の話などから、上司の人柄などによって、医局は非常に問題のあるシステムとなることは、理解しています。...