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患者暴力、最多は「胸倉つかまれる」◆Vol.2

医師調査 2015年5月23日 (土)  成相通子(m3.com編集部)

Q4.これまで、最も身に危険を感じた、患者またはその家族から受けた「暴力」は、どのような内容でしたか(複数回答可)。 Q1で医師会員501人(開業医251人、勤務医250人)に患者やその家族から暴力や暴言を受けたことがあるか尋ねた(『8割が患者・家族から暴力や暴言◆Vol.1』を参照)。Q4では、Q1で暴力を受けたと回答した86人に対し、これまでに経験した暴力の中でも「最も身に危険を感じた」事例について聞いている(複数回答)。 (横棒脇の%は、回答者86人のうちその項目を選択した人数の割合) その結果、最も多かったのが「胸倉をつかまれた」で31.4%。開業医、勤務医合わせて27人で、アンケートに回答した501人で見ると、その5.4%に当たる。「その他」と同数で、次に多かったのが「けがはないが、突き飛ばされた」で29.1%。「けがをないが、殴る蹴るの暴力を受けた」のが22.1%、「けがをした」が5.8%、「凶器を向けられた」が4.7%だった。 暴力でけがをした回答者は少なかったものの、患者やその家族からの危険な行為に遭遇した医師が少なくないことが分かった。 「その他」で寄せられた回答の一...