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群大、「意識改革、組織改革が必要」外部委

レポート 2015年5月26日 (火)  成相通子(m3.com編集部)

群馬大学医学部附属病院で同じ執刀医の腹腔鏡手術や開腹手術を受けた患者が相次いで術後に亡くなっていた問題で、群馬大学が設置した「病院改革委員会」の第1回会議が5月25日、開かれた。事務局からこれまでの経緯の説明があり、委員からは「組織改革や意識改革が必要」といった指摘のほか、「インフォームド・コンセントのフォーマットはどうなっているのか」など、詳細で具体的な一連の資料を求める意見が出された。 同委員会は、委員長に大学評価・学位授与機構顧問の木村孟氏(元東工大学長)、委員長代理に弁護士の伊藤哲男氏(元最高検察庁次長検事)がそれぞれ就任。その他、味木徹夫氏(神戸大学医学部附属病院特命教授、医療の質・安全管理部)、川崎誠治氏(順天堂大学医学部附属順天堂医院肝・胆・膵外科教授)、小松原明哲氏(早稲田大学理工学術員創造理工学部経営システム工学科教授)、宮坂信之氏(千葉大学監事・前東京医科歯科大学医学部附属病院長)、山口育子氏(NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長)が委員を務める。 病院改革委員会は、一連の死亡事案を医学的見地から調査する調査委員会とは別に、病院組織としての問題点などを...