m3.com トップ>医療維新>オピニオン>除染作業員の健康懸念、基礎疾患の未治療多数

除染作業員の健康懸念、基礎疾患の未治療多数

被曝線量以外のデータ収集、管理が急務

2015年5月27日 澤野豊明(南相馬市立総合病院、初期研修医)


放射能汚染と聞けば、被曝による健康被害を想像する方が多いのではないだろうか。2011年3月に東日本大震災ならびに福島第一原発事故の影響を受難した福島県南相馬市では、現在でも被曝線量軽減のため除染作業が行われている。最近私たちが行った調査では、除染作業員の健康は放射能被曝というより、もともとの健康状態が関連している可能性があることが分かった。そもそも除染作業員とは、南相馬市を含む放射線量が高い地域で、住居や農地の放射線量を表土剥離や枝切りなどで少なくする作業を行う人員だ。福島県内には1万5000人...

この記事は会員限定コンテンツです。
ログイン、または会員登録いただくと、続きがご覧になれます。

インデックス(一覧

「日本では数十年遅れている」呼吸器中止の議論 2020/11/23

医療自殺ほう助は「ハワイでも時期尚早、日本は問題外」 2020/11/22

国民安心病院や生活治療センターで受け入れ態勢充実 2020/6/15

ドライブスルー型PCR検査、若手医師の発案で誕生 2020/6/14

救急クリニックの医業収入「かなり減った」、安倍首相の功績? 2020/4/15

「仲間がいるっていいな」 2020/4/12

ニューヨークの医療現場は崩壊寸前の状態 2020/4/4

新型コロナウイルス(COVID-19)の流行はいつまで続くのか? 2020/3/29

COVID-19も「ただの風邪」と認識される日が来るのか 2020/3/3

[中国吉林省のある医師の日記]発熱外来でCOVID-19疑い患者を診た 2020/2/22

ハンガリーの医学部進学、本当に最善の選択か? 2019/12/29

「国際潮流と日本のメンタルヘルス政策」聴講記 2019/12/28

「中村先生の訃報、魂を失うような感じを覚えた」 2019/12/8

医療系学生による高校生向け出張授業「医療者を目指す君たちへ」◆Vol.2 2019/11/20

医療系学生による高校生向け出張授業「医療者を目指す君たちへ」◆Vol.1 2019/11/20

問題は「透析中止」にあらず、マスコミ報道に違和感 2019/3/10

“ウザい指導医”になってないか心配じゃないですか? 2019/1/27

病院勤務医の一般外来診療をやめるべし 2019/1/6

公開中止の映画『MMRワクチン告発』の「一度限りの上映会」 2018/11/23

2018年ジョン・マドックス賞受賞者は「元ナチュロパシー医」 2018/11/19