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女子医大と群馬大、6月から特定機能病院を取消

レポート 2015年5月28日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の社会保障審議会医療分科会(会長:楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)が5月27日に開催され、東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院の2病院について、特定機能病院の承認を取り消すことを答申した。取消は6月1日から。特定機能病院の承認取り消しは3例目と4例目になる。同分科会では、今年度から始まった「臨床研究中核病院」に11病院から申請があったことが報告された。 分科会は非公開で行われ、終了後に厚労省医政局総務課らが審議内容を説明した。両病院については、4月30日の分科会で「特定機能病院の承認取消が相当」とする意見書がまとめられた(『女子医大と群馬大、「取消相当という厳しい判断」』を参照)。意見書を受けて厚労大臣が社会保障審議会に取消を諮問、両病院への聴聞が行われたのち、この日の分科会で正式に取消が決まった。聴聞では、分科会で指摘されたガバナンス体制改善の進捗などが尋ねられたという。 「深く反省」「重く受け止める」 東京女子医大病院は2002年に承認を取り消されて2007年に再承認された経緯があり、2度目の取り消しになる。27日付で、下記のコメントを出している(同病...