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「医学部では教えてくれない患者の診察方法」◆No.2

オピニオン 2015年6月6日 (土)  m3.com医師会員投稿

投稿体験談<Dr's Story>開始 m3.com編集部は、m3.comの医師会員の皆様からお寄せいただいた、日常診療に関する体験談を<Dr's Story>として掲載を始めました。ご自身の体験を自由なスタイルで執筆、ご投稿いただいた体験談を随時、掲載しています。 ◆ハンドルネーム『腕白な内科医』、卒後10年目程度、男性 医師になれば、患者の診察を行い日々問診を行います。しかしながら、この問診、忙しい外来では常に効率よく、必要な医学情報を集めつつ、うまく外来を「回していく」必要が有ります。 大学医学部では、患者さんの話をまずはよく傾聴し、共感を示し、オープンクエッションでまずは自由にしゃべってもらうようにすることが大事であると教わります。この診察方法はすこぶる正論ではあるのですが、現実的にこの方法をとると、暇なおじいちゃん、おばあちゃんは喋る相手ができてこれ幸いと、今回の診療と直接関係のない、腰が痛いだの、目が見にくいだの、テレビでこういってだのの話が続きます。 まだそれならましで、孫の話や友人の話など全く医療と関係のない話が続き、診療時間を圧排、その後の患者さんは待ち時間が長くてカ...