「精神科医は私の天職」◆No.4

投稿体験談＜Dr's Story＞開始 m3.com編集部は、m3.comの医師会員の皆様からお寄せいただいた、日常診療に関する体験談を＜Dr's Story＞として掲載を始めました。ご自身の体験を自由なスタイルで執筆、ご投稿いただいた体験談を随時、掲載しています。 ◆投稿ネーム『おこ』先生、卒後24年、男性勤務医 内科医をしている父親の影響で、小さい頃から、医者になりたいと思っていました。それも、内科医になりたい・・というか、「医者たるもの、内科を出来るのが当然」との固定観念は、大学医学部に入学してからも、当然のように持ち続けていました。 少なくとも６年生の夏までは、その考えは頑として変わりませんでした。しかし周囲が入局先を決めていく中で、自分の中で迷いが生じてきました。 地元に帰り、地元の大学に入局すべきか？それとも母校に残り、内科入局すべきか？あるいは都会に出るのがよいのか？ 予想外に父親は地元の大学の内科入局に反対でした。理由は、当時の同大学の入局者は毎年平均30人くらいの大所帯であったために、ともすれば入局しても将棋の駒のように、地方病院に飛ばされることを恐れていたからです。...