健康情報拠点薬局の検討始まる、今夏めどに方向性
レポート
2015年6月5日 (金)
高橋直純(m3.com編集部)
地域の健康情報拠点として薬局・薬剤師を活用するための方策を話し合う、厚生労働省の「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」(座長:西島正弘・昭和薬科大学学長)の第1回会合が6月4日に開催された(資料は、厚労省 のホームページに掲載)。初回は各委員が自由に意見を述べ、「薬局の本来業務とは何か」「薬局は儲け主義から離れてほしい」などの意見が出た。 検討会では、(1)健康 情報拠点薬局(仮称)の定義、(2)健康情報拠点薬局(仮称)の基準、(3)健康情報拠点薬局(仮称)の公表の仕組み、(4)健康情報拠点薬局(仮称)の名称――などについて話し合う予定で、今後4、5回開催し、今夏ごろまでに方向性を取りまとめる方針。 2013年6月に閣議決定された日本再興戦略では「セルフメディケーションの推進のために薬局・薬剤師の活用を促進する」と示された。2014年1月に日本医療薬学会が、厚生労働科学研究費補助事業としてまとめた「薬局の求められる機能とあるべき姿」を公表している。 同研究では、 健康情報拠点として果たすべき役割として、(1)薬局利用者本人、またはその家族等からの健康や介護等に関する相談を受...
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