「トラブルで警察に連絡」は1割、転職も ◆Vol.6
医師調査
2015年6月6日 (土)
成相通子(m3.com編集部)
Q7:これまで、トラブルに対し、どのような対応をしたことがありますか(複数回答可)。 これまで、患者やその家族とトラブルを経験したことがあるという319人の回答者に、どのような方法でトラブルに対応したのかを尋ねた。 (横棒脇の%は、回答者319人のうちその項目を選択した人数の割合) 結果は、「患者の気が済むまで話を聞いた」(46.1%)、「謝罪した」(28.8%)が1位と2位を占め、多忙な医師がその場で患者の話を聞いたり、謝罪したりしてトラブル対応するケースが多いことが分かった。院内のスタッフに相談したのは26.0%で3番目だった。 Q6でトラブルの原因を尋ねたところ、治療や診断に関するものが最多だったものの、医療に関係ない事柄や「理由が不明」も多かったことから(『トラブル原因、「医療に関係ない事柄も」◆Vol.5』)、理不尽なクレームやトラブルでも上記のような対応をしてその場を収める方法を選ぶケースもあるとみられる。 その次に多かったのは、「診察の拒否」で19.7%。話を聞いて謝罪しても納得しない患者に、診察拒否という手段を取らざるを得ないケースもあるようだ。「転院させた」を選んだ回...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。