1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. ノバ社社長、信頼回復道半ばの認識示す(2015年6月11日訂正)

ノバ社社長、信頼回復道半ばの認識示す(2015年6月11日訂正)

レポート 2015年6月10日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

ノバルティスファーマのダーク・コッシャ社長が6月9日、都内で会見を開いた。降圧剤「ディオバン」を巡る論文不正問題が刑事事件に発展し、副作用の報告漏れが確認され業務停止命令を受けてきた中、信頼回復に向けた改革については、「道半ば」との認識を示した。医師らへの情報提供については、営業部門のMRでなく、メディカル部門に所属するMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)の拡大などで、貢献したい考えを示した。会社の方向性としては、癌など専門領域に特化した新薬開発をする方針を示し、「必ず成長軌道に戻る」とした。 ノバルティスファーマのダーク・コッシャ社長は、専門領域の新薬開発を進める考えを示した。 事件にはコメントなし 昨年4月に社長に就任したコッシャ氏は、医師主導臨床研究の在り方を見直した点などに言及。就任の目的として、社会などからの信頼関係の再構築との認識を示した上で、「進捗の良い分野もあるが、また対応することが残っている」として、道半ばとの認識を示した。スイス・ノバルティスファーマ社社長のデビッド・エプスタイン氏が、「日本は(患者より)医師を優先する傾向にある」とした点について聞かれると、「...