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「総合診療専門医」代表は日本プライマリ・ケア連合学会

レポート 2015年6月14日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏。 6月13日に茨城県つくば市で開催された、第6回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の「特別対談」で、日本医師会会長の横倉義武氏は、日本専門医機構の「総合診療領域」を代表する社員には、「日本プライマリ・ケア連合学会がなるのが望ましい」と語った。総合診療専門医は、2017年度からスタートする新専門医制度において、19番目の基本領域として位置付けられる。他の18の基本領域については、関係学会が社員として参加しているものの、総合診療領域の社員代表はいまだ入っていない中で、注目される発言だ。 日本専門医機構は、一般社団法人で、その社員は現在23団体。日本医師会、日本医学会連合、全国医学部長病院長会議、四病院団体協議会、日本がん治療認定医機構の5団体のほか、18の基本領域の学会から成る。2014年5月の同機構の発足当初は、18の学会も社員ではなく、後から加わった経緯がある(『専門医機構、18学会を社員として認定へ』を参照)。 横倉会長は、「各学会の意向と、(日本専門医機構の)理事会の方向性は一緒だったが、運営のやり方についてやや見解の違いがあり、議論をしていた」と触れ...