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初期も後期も研修医は「不足」◆Vol.5

レポート 2015年7月8日 (水)  成相通子(m3.com編集部)

臨床研修が2004年度に必修化され、10年以上が経った。厚生労働省が毎年発表している臨床研修医の採用実績によると、大学病院の採用割合は年々減少し、今年は41.7%だった(『臨床研修医の採用8千人超え、過去最多更新』を参照)。各大学の臨床研修はどんな実態にあり、研修医を確保するためにどんな工夫をしているのだろうか。 研究者と臨床医、どちらの育成にどの程度重みをつけて力を入れているのかについても、合わせて質問した(調査の概要は、『「大学の役割、高まる」 ◆医学部長アンケートVol.1』を参照)。 第7問 貴医学部・医科大学は、臨床医と研究者、どちらの育成に力を入れていますか。「合計で100」になるよう数値で、教えてください。 第8問 大学病院において、適正な人数の初期、後期研修医が在籍されていますか。 ア.いる イ.不足している ウ.どちらとも言えない 第9問 研修医確保のためにどのような方策を行っているか、工夫されている点があれば教えてください。 第7問では、ほとんどの大学が「研究」よりも「臨床」に力を入れて育成していると回答。最も高かったのは95:5で、平均は73.9:26.1だった。...