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学生の質保つには「医学部定員削減」「教員増」◆Vol.3

レポート 2015年6月28日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

若年層の人数減少、医学部の入学定員増などで、医学生の質の低下を指摘する声がある一方で、長引く不景気を背景に「手に職」との考えで医師を志す学生も多いと言われる。ここ数年は学費を下げることで偏差値が上昇した私立医学部も見られる。第3問は医学生の質を保つために、大学は何をすべきかを尋ねた(調査の概要は、『「大学の役割、高まる」 ◆医学部長アンケートVol.1』を参照)。 第3問 医学生の質を担保するためにはどのような対策が必要と考えますか。下記の選択肢からお選びください。 (当てはまるものは、いくつでも) ア.医学部の定員を減らす イ.大学入試を難しくする ウ.大学入試で学力以外の指標を増やす エ.医学部の学費を下げる オ.教員の量的質的拡充 カ.医学教育のカリキュラムの見直し キ.OSCE、CBTを厳しくする ク.医師国家試験を難しくする ケ.国家試験をなくして、医学教育から臨床教育までを一気通貫にする 最多は5人が選んだ「医学部の定員を減らす」と「教員の量的質的拡充」。3番目には3人が選んだ「大学入試で学力以外の指標を増やす」が入った。以下、「医学部の学費を下げる」「医学教育のカリキュラ...