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大学の悩み、「研究時間の確保が困難」◆Vol.4

レポート 2015年7月5日 (日)  成相通子(m3.com編集部)

医学部の定員増や臨床研修の必修化などの制度変更で、医学教育は大きく変容してきた。さらに、臨床研修医の大学離れ対策や、医学部教育の国際水準対応が求められる中、医学部や医科大学の運営における悩みについて尋ねた(調査の概要は、『「大学の役割、高まる」 ◆医学部長アンケートVol.1』を参照)。 第4問 貴医学部・医科大学の運営における悩みはどのようなものがございますか。下記の選択肢からお選びください。 (当てはまるものは、いくつでも) ア.運営費交付金・私学助成金等の削減 イ.研究における競争的資金の増加 ウ.臨床多忙で、研究時間の確保が難しい エ.基礎および臨床研究者の少なさ オ.2023年問題、医学部教育の国際水準対応 カ.医学生の質の低下 ク.教員の質の低下 コ.入局者の減少 サ.その他 最多は「臨床多忙で、研究時間の確保が難しい」で7人。次は「基礎および臨床研究者の少なさ」で6人。「運営費交付金・私学助成金等の削減」(5人)、「入局者の減少」(4人)、「研究における競争的資金の増加」(3人)と続いた。「医学生の質の低下」を選んだのは1人で、他の選択肢を選んだ人はいなかった。東京慈恵会...