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骨太の方針改革「全部やる」、甘利大臣

レポート 2015年7月1日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

政府は6月30日、経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議、臨時閣議を開き、後発医薬品の利用を「2017年央までに70%以上」とする内容や、医療を含む社会保障を「成長の新たなエンジン」とすることなどを盛り込んだ「経済財政運営と改革の基本方針2015」(骨太の方針)を閣議決定した(資料は、内閣府のホームページ)。 医療分野では、前回の素案から個別分野の施策で消えたのは、「保険制度における後発医薬品の使用の原則化」のみで、大きな変化はなかった(『医療、適正化も「成長の新エンジン」期待、骨太の方針』を参照)。薬価の毎年改定や地域別診療報酬の検討を求めるアイデアも盛り込まれる中、終了後の会見で内閣府特命担当大臣(経済財政政策)の甘利明氏は、「挙げているものは全部やっていく。トライしないことはない」と述べ、2020年度のプライマリーバランス黒字化に向けて決意を示した。同日、成長戦略「日本再興戦略 改訂2015」も閣議決定した(資料は、首相官邸のホームページ)。 社会保障産業化「極めて斬新」 医療分野のうち素案から削られた主な項目は、「保険制度における後発医薬品の使用の原則化」のみで、地域別診療...