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後発品使用、 「7割未満」が7割超◆Vol.2

医師調査 2015年7月11日 (土)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.3 2014年度における自身の診療環境における後発医薬品の使用率 Q.3では、2014年度における自身の診療環境における後発医薬品の使用率について聞いた。政府は、6月に示した「骨太の方針」において、「2017年 半ば までに、後発品使用率を70%以上」とする方針を、閣議決定している。 最多だったのは、勤務医、開業医ともに「40%以上、70%未満」(勤務医40.5%、開業医42.5%)となった。次いで多かったのは「40%未満」となった。合計すると、2014年度の時点で、70%に満たなかったのは、勤務医で73.7%、開業医で74.5%となった。後発品の使用率を把握していなかったのは、勤務医で12.8%、開業医で14.0%。後発品の使用率が70%未満の医療機関は、より多い可能性がある。 後発医薬品の使用に当たっては、政府は、医療者でなく、使用する国民の理解を深めることで抵抗を少なくしたい考えを示しているほか、保険の給付範囲を後発品に基づいて設定して、差額を患者負担とする制度の検討方針を示している。 Q.4 「2017年半ばに70%以上」とする後発医薬品の使用目標の達成可能性 Q4では、政...