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後発品「患者が拒否」「先発品以外データなし」◆Vol.4

医師調査 2015年7月16日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.5で、後発医薬品の使用中に、効能効果に疑問を感じた場合の対応を聞いたほか、後発医薬品を巡るトラブルについて、任意で具体的な記述をしてもらった(『後発品「疑問あれば、処方止め」が最多◆Vol.3』を参照)。主な回答を紹介する。 【副作用】 ・後発品に変更した途端に薬疹が出た。 ・強力ネオミノファーゲンシーの後発品で、肝機能悪化を認めたので、即中断した。 ・睡眠薬を後発品に変更したところ、頭痛の訴えがあった。 ・薬局より「ジェネリックに変更しても良いか」という問い合わせがあり、成分は同じということであったため変更したところ、副作用が出た。 ・何が夾雑物として利用されているかによって、同じ薬剤でも後発医薬品で副作用が出たり、逆なことも起こり得る。 ・湿布剤の後発品がかぶれやすいとの訴えが多数ある。 ・子宮収縮抑制剤では、効果、副作用の出方が先発品とそれぞれの後発品が違う。 ・抗不整脈剤の後発薬変更による薬剤誘発性不整脈発作があった。 【副作用以外の効果】 ・1剤内服中の患者が後発品に変えると、「便から少し溶けて小さくなっているものの、薬であると分かるものが一緒に混じっていた」と相談があっ...