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「後発品、問題なし」は1割未満◆Vol.5

医師調査 2015年7月17日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.6 後発医薬品について、感じる問題 Q.6では、後発医薬品について、問題だと感じることを、複数選択可能な方式で聞いた(勤務医302人、開業医200人)。 最多だったのは、「薬効が先発医薬品と違う場合がある」で56.0%、僅差で「有効性、安全性などの情報が少ない」で55.8%となった。薬効や安全性など、薬の作用に関する不安がトップ2で、使い勝手や供給などの問題よりも多い結果となった。 他に3人に1人以上が回答したのは、「薬剤名が分かりにくい、間違えやすい」が37.9%、「保険薬局における調剤品目が不明」で35.7%となった。先発医薬品名で処方し、後発医薬品への変更を可能とした場合、実際に後発医薬品に切り替えられるかどうか分からなかったり、複数種類の後発医薬品がある場合、どの薬が調剤されるかが分からない不安を示す結果となった。 社会保障費の抑制に向けて、政府は後発医薬品を推進したい考えを示す中、「経営などの観点からの使用圧力が高い」は14.5%にとどまった。「特になし」は6.2%。 「その他」(5.0%)で寄せられた主な回答は以下の通り。 ・薬剤による副作用の責任は誰にあるのか不明。 ...