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地域の医療費格差、実感なしが7割超◆Vol.6

医師調査 2015年7月18日 (土)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.7 地域ごとの医療費格差を感じるか Q7では、地域ごとの医療費格差を感じるかを聞いた。政府は、都道府県ごとに入院医療費の格差があることから、6月に出した「骨太の方針」で、格差を是正していく考えを示している。 回答で最多だったのは、勤務医、開業医ともに「あまり感じない」。「感じない」を含めると、勤務医では77.0%、開業医では71.0%が、格差について意識していない状況となった。地域ごとの医療費格差について、日本医師会は、調剤薬局や院外処方の進み具合などを一因として指摘している。今後、実際の格差が、是正可能かどうかは、実態の精査が必要となりそうだ。 医療費格差の原因の自由記述の主な回答は以下の通り。 【制度】 ・検査回数や投薬制限などが異なる。原因は診療報酬体系。 ・西日本は病床が多すぎる。医療費の西高東低傾向はこのため。不要な病床削減は西日本を重点的に行うべき。特に四国! ・審査会の診査方法に地域差があるため、処方量にも差が出ている。 ・高齢者や合併症の問題による格差。 ・疾患の重症度、加算率が違う。 ・保険外診療部分。 ・社会的長期入院、院外処方、調剤薬局。 ・子どもの医療費無料...