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AMEDが難病研究の国際コンソーシアムに加盟

レポート 2015年7月23日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医療研究開発機構(AMED)は7月22日の理事会で、希少難病に関する研究投資機関の国際コンソーシアム「IRDiRC (International Rare Diseases Research Consortium)」に加盟することを決めた。同日に開催された「原因不明遺伝子関連疾患の全国横断的症例収集・バンキングと網羅的解析(IRUD)研究班」のキックオフミーティングの冒頭で、AMED理事長の末松誠氏が明らかにした。IRDiRCへの加盟で、難病に関するゲノム情報解析結果を加盟機関で提供し合えるようになるなど、国際的な研究体制を推進できる。 研究班の活動については、研究班代表を務める国立成育医療研究センター研究所所長の松原洋一氏らが会見、「今回は革新的な取り組み。治療薬を開発していきたい」と話した。 あいさつをする末松氏 難病研究はAMEDの重点分野の一つ(『志ある臨床医の協力、研究開発のカギ - 末松誠・AMED理事長に聞く◆Vol.1』を参照)。IRDiRCに加盟することで、患者(症例)数が非常に少ない難病に関するデータを国際的に共有できるようになる。末松理事長は、患者からゲノム情...