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医学部「地域枠」55人、充足見通し、東北薬科大学

レポート 2015年7月27日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

東北薬科大学は、7月27日に開催した「第7回教育運営協議会」(委員長:里見進・東北大学総長)で、修学資金制度を活用した1学年55人の「地域枠」は充足する見通しであるなど、2016年度の医学部新設に向けて順調に準備を進めている状況を説明した。附属病院の規模拡大のため、NTT東北病院(仙台市青葉区)の取得に向けて交渉しており、近く正式に契約締結できる見通しであることも明らかにした。 会議の冒頭であいさつする、東北薬科大学理事長・学長の高柳元明氏。 同大学は今年3月の文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」で、医学部の設置認可申請を行うことが了承され、大学設置・学校法人審議会に対し、3月末に申請した。6月に補正申請書を提出、順調に進めば、この8月中に医学部新設の認可が下りるか否かが決まる見通し(『医学部新設、3月中の申請へ、東北薬科大学』などを参照)。 新設予定の医学部は定員100人で、うち55人が東北6県への就職を条件とした修学資金制度を活用する入学枠。同大学医学部設置準備室委員・事務局長の堀田徹氏は、「55人については、基本的に集まると考えている。これは希望的観測ではな...