成績向上、小学校卒業時は2番に◆Vol.2

小学校時代の高久氏（左端）と兄（その右）（写真提供：高久氏） 小学4年生の担任になったのが、江見（義雄）先生。その頃のことは、本当によく覚えています。「兄がずっと1番だったのだから、弟も頭が悪いはずはない」って、母が江見先生に訴えたらしいです。母は、本当に教育熱心だったのでしょうね。授業参観にもよく来ていたし、私が休んだ日なんか、母が代わりに来て、ノートを取って行ったという話も聞いたことがあります。 母の訴えに、先生も動かされ、「なんとかやってみましょう」と答えたようです。それから私も勉強をし始めた。次第に成績は良くなり、小学6年生の時には、級長までやるようになりました。その頃、毎日やらされていたのが、「ミニテスト」。中学受験のためです。ミニテストの最中に江見先生が来られて、全部正解だと私の答案を持って行かれ、その代わりに渡されるのが、直前に実施したクラス全員の「ミニテスト」の答案。その採点をやらされました。 ある時のこと、クラスの皆のミニテストの成績が悪く、「お前たちみたいに、成績の悪いのは教えたくない」と先生が怒って、「教員室に、級長は謝りに来い」と言われたので、私は仕方なく行き「...