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国がん、東北大、阪大の3病院が臨床研究中核病院

レポート 2015年7月30日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の社会保障審議会医療分科会(会長:楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)は7月29日、今年4月から医療法上で制度化された臨床研究中核病院に国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)、国立大学法人東北大学病院(宮城県)、国立大学法人大阪大学医学部附属病院(大阪府)の3病院を承認したと発表した(資料は厚労省のホームページに掲載)。 臨床研究中核病院は、日本発の革新的医薬品・医療機器の開発などに必要となる質の高い臨床研究を推進するため、国際水準の臨床研究や医師主導治験の中心的役割を担うことが期待され、医療法に基づき、承認される(『高いハードル、臨床研究中核病院の承認要件』を参考)。厚労省が第1次の締め切りとしていた5月15日までに11病院が申請。書類の不備がなく実地調査が済んだ3病院が承認された。医政局研究開発振興課は「8病院が不承認ということではない」と説明しており、今後も審査を進めるという。 予算事業で実施していた「臨床研究中核病院整備事業」の対象になっていた10病院がこれまで臨床研究中核病院と呼ばれることがあったが、医療法上で制度化されたことにより、新...