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リフィル反対は8割弱、開業医◆Vol.11

医師調査 2015年8月7日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.11 リフィル処方せんの導入可否 Q11では、厚生労働省などが現在検討している、医師の診断を経ずに反復利用できる「リフィル処方せん」の導入可否について聞いた(勤務医304人、開業医200人)。 「導入すべき」との回答は、勤務医で18.4%、開業医5.0%となった。医療界には、身体の状態の判断を、薬剤師が担うことに対して慎重な声が根強く、低い値にとどまったとみられる。 一方、「導入すべきでない」としたのは勤務医で44.4%、開業医で72.5%に上った。リフィル処方せんは、大規模な病院における勤務医の負担軽減につながる可能性もあり、明確な反対は、開業医の方が多い傾向にあった。 Q.11 分割調剤の拡大の可否 同時に、現在、長期保存が困難な薬剤や、後発医薬品を初めて使用する場合に限って認められている分割調剤の拡大の是非について聞いた。分割調剤の拡大も現在、中医協において検討課題となっている。 「導入すべき」としたのは、勤務医で19.4%、開業医で5.0%にとどまった。分割調剤は、海外では、最長1年間程度、受診しないことも可能な制度設計になっている国があり、医師の診察機会の減少が患者の健康...