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女性医師割合、最少は気管食道外科、日医調査

レポート 2015年8月13日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

7月に公表された日本医師会による「病院における必要医師数調査結果」では、最近の勤務医の動向が多様な側面から示された(『医師求人倍率が微減、5年前比、日医が全国調査』を参照)。常勤医の割合が最も高い診療科は産科(婦人科は別集計)、最も低いのは美容外科、女性医師の割合が最も高いのは皮膚科、最も低いのは気管食道外科となった。医師確保に向けた取り組みでは、長いスパンを見据えた出産・育児支援が十分とは言えない結果となった。 外科は常勤医の割合高く 勤務形態を聞いた質問では、フルタイムの常勤が80.3%、短時間正規雇用が1.3%、非常勤が18.4%。フルタイムの割合は、男性で82.2%、女性では72.7%となり、10ポイント弱開く結果となった。 診療科別の常勤医の割合は、全体として、外科系の診療科は高く、緊急対応が少ない診療科は比較的低い傾向にあった。最も常勤医の割合が高かった産科について、報告書は「非常勤医師では対応しにくい」としている。常勤医の割合の高い診療科と、低い診療科は以下の通りとなった。 常勤医の割合が高い診療科 1位 産科(91.3%) 2位 心臓血管外科(89.6%) 3位 臨床検...