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教授を諭旨退職、16人を処分、聖マリ

レポート 2015年8月7日 (金)  成相通子(m3.com編集部)

聖マリアンナ医科大学病院の神経精神科で精神保健指定医を不正に取得したとして、23人の医師が指定医取り消し処分を受けた問題で、聖マリアンナ医科大学は8月6日、神経精神科の教授ら16人に対し、諭旨退職や懲戒休職などの学内処分を決定した。処分は7日付。 学内処分を受けたのは、不正申請に関わった26人の医師のうち、既に退職した11人を除く15人。神経精神科部長の教授は申請には直接関与していなかったが、「教室の指導者としての責任は非常に重い」(同大)として、諭旨退職とした。早急に公募して教授を選考する方針。 不正申請に関与した指導医は、准教授2人を懲戒休職3カ月、ほか5人を懲戒休職2カ月の処分。不正に取得した指定医は、4人を懲戒休職2カ月、不正の意思はないが不注意があったとして1人を戒告処分。指定医取り消し処分は受けていないものの、不正に申請しようとしたとして、申請医3人を懲戒休職1カ月の処分にした。 処分は6日に開かれた臨時の役員会で決定した。このほか、尾崎承一病院長も指導管理責任があるとして、口頭で厳重注意にした。 精神保健指定医の不正取得問題は、昨年申請しようとした医師のケースレポートで、...