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「医療費無料化の禁止を」「検査の必要性厳格化を」◆Vol.15

医師調査 2015年8月16日 (日)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.13 現在の改革メニューで「無駄」「不必要」と感じる医療を解消できるか。 Q13では、現在、政府が示している改革メニューで「無駄」「不必要」な医療を解消できるかを、Q12で「無駄」「不必要」が「ある」とした、医師のみに聞いた(『不必要な医療、「なし」が「ある」を上回る◆Vol.14』を参照)。 「解消する」と答えたのは、勤務医で1.6%、開業医で2.5%となった。対して、「解消しない」は、勤務医で46.4%、開業医で52.0%となった。政府の社会保障改革を実質的に主導している経済財政諮問会議の民間議員は、経済学者や民間企業の幹部で、医療の現場を十分に理解されているとは言えない状況で、「解消する」という希望的な観測は少ない数にとどまったと見られる。 任意で、「無駄」「不必要」な医療を解決するための方策を聞いた。主な回答は以下の通り。 【診断・治療】 ・ガイドラインを基にした治療スケジュールを推奨するような制度を作る。 ・紹介患者受け入れ側の再検査の必要性の厳格化。 ・検診精度の上昇。それぞれの臓器の専門医資格を持った医師のみが検診をする。そうすると「金もうけ検診」が減り、相対的に疾病...