1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 改革で経営悪化の見通し、6割弱◆Vol.16

改革で経営悪化の見通し、6割弱◆Vol.16

医師調査 2015年8月23日 (日)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.13-1 現在の社会保障制度関連の改革メニューで、経営環境は良くなるか。 Q13-1では、今政府が提案している社会保障制度関連の改革メニューで、経営環境は良くなると考えるかを、開業医のみ200人に聞いた。 最も多かったのは「悪くなる」で42.5%、「とても悪くなる」と合わせると、計58.0%が、経営環境の悪化を見通した。現在の政権では、社会保障費の抑制圧力が強いのに加え、抑制した部分を、市場原理に任せて産業化する流れとなっている。多くの医師が、公的保険の診療に携わっている中で、暗い見通しが多数を占める結果となった。「とても良くなる」「良くなる」は、計3.5%にとどまった。 「どちらとも言えない」は、26.5%。社会保障費の抑制圧力はあるものの、政府は、地域完結型医療の構築を目指す中で、かかりつけ医を評価する方向性を打ち出していることが、一因とみられる。 経営環境に好影響を与える改革のアイデアについて、自由回答で聞いたところ、以下のような回答が寄せられた。 ・医療、福祉、労働、介護、年金を地方に移管し、地方に合ったやり方にして、無駄を減らす。福祉費の重複取りをまず無くす。現在の厚労省...