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医師の長男、「長嶋一茂の心境」◆Vol.28

スペシャル企画 2015年8月28日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

――高久氏の子供は3人。うち医師になったのは長男だ。 家族のことですか。家内は、あまり詳しいことは聞いていませんが、学生の時に結核で2年くらい休んでいたらしいです。それで大学卒業が遅くなったのですが、卒業して一度も会社勤めをすることなく、私と結婚しています。1963年、私が32歳、家内が28歳の時です。その後、ずっと専業主婦です。 私の家族が終戦直後、朝鮮から福岡県八幡市に引き揚げてきたから、母はお茶の商売を始めた。この商売を通じて、家内の兄と知り合う機会がありました。それである時、「妹をもらわないか」と。アメリカに留学する前に、1、2回会ったくらいで、帰国後に結婚しました。 子供は3人。結婚した翌年に長女、それから約2年後に次女がそれぞれ生まれ、長男が一番下です。私はほとんど家にいなかったから、子育ては家内に任せていました。今は違いますが、以前はほとんど家で夕食を食べなかったですから。結婚当初は、東京にいて、近所の親しい人から助けてもらったりしていたけれども、宇都宮の時(自治医大教授時代)はあまりそういう人が居なくて、家内は大変だったと思います。 3人のうち、医師になったのは長男です...