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医療の国際化、機が熟した - Mark R. Chassin ・Joint Commission CEOに聞く◆Vol.1

インタビュー 2015年8月18日 (火)  聞き手・まとめ:池田宏之(m3.com編集部)

医療安全などに向けた世界的な病院機能評価であるJCI(Joint Commission International)。日本においては現在、13の医療機関が取得している。認定に向けたハードルやコストの高さがある中で、日本におけるJCIの広がりの見通しや、JCIの特徴について、6月の日本病院学会総会に合わせて来日したJC(Joint Commission)のCEOで、医師のMark R. Chassin氏に聞いた(6月19日にインタビュー。計2回の連載)。 ――JCIは、2015年の時点で、日本で十分に理解が広がってないと思いますが、いかがでしょうか。 主な理由としては、日本は現在、JCIが広がる始まりの段階にあることでしょう。日本の医療機関は、現状をより良くするシステムを探して、海外に目を受け始めた段階だと考えます。多くの国でも同様のプロセスをたどっています。広がり方が早いか、遅いかの違いはあると思いますが。 世界中の病院でも、薬剤部門、看護部門などの各部門がが、まるでサイロのように別々に確立していて、部門間でコミュニケーションが取れないような状態になっていることがよくあります。JCIの...