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1年生から「チーム医療の基礎を学ぶ」◆広島大学Vol.1

スペシャル企画 2015年8月19日 (水)  成相通子(m3.com編集部)

医学部教育の「2023年問題」を受け、全国の大学がカリキュラムの再編成に追われている。さらに、地域医療を担う臨床医の育成や基礎研究者養成、学生からの希望が根強くある留学や海外交流といったさまざまなニーズも踏まえて、総合的なカリキュラム変革の必要に迫られている。 地方の国立大学として、『IPE(Interprofessional Education)』『研究実習』『海外交流』『地域医療』を推進する広島大学の取り組みを、スペシャル企画「改革進む医学教育」の第五弾として、紹介する(計3回の連載)。 医学部長の木原康樹氏は「自学」の精神と教養の重要性を指摘した。 広島大学医学部は広島市の中心部にキャンパスを構え、地域医療の中核として、また最先端医療の研究と実践を担う大学として、医療人材を育成してきた。近年では、文部科学省のスーパーグローバル大学等事業や研究大学強化促進事業の対象校に選定され、国際化や研究の強化を推し進める一方で、人格育成や教養過程の教育も重視している。 広島大学医学部が現在、力を入れて改革を進めている医学教育は、『医療系学生の合同教養ゼミ『研究実習』『国際交流』『地域医療』など...