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東北薬科大学の医学部新設、“お墨付き”

レポート 2015年8月20日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

座長の遠藤久夫・学習院大学経済学部長。 文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」(座長:遠藤久夫・学習院大学経済学部長)の第7回会議が、8月20日に開催され、2016年度の医学部新設を目指す東北薬科大学の現状について議論、同大の準備状況について、遠藤座長は「全般的には適切な対応が行われている」と総括した。同大の医学部新設の可否は、近く開催予定の大学設置・学校法人審議会(大学設置審)で最終的に決定する。 構想審査会は、今年3月に、東北薬科大学が大学設置審に設置認可申請することを承認、その際、6項目の「今後の対応が必要な事項」を指摘した(『医学部新設、3月中の申請へ、東北薬科大学』を参照)。20日の会議は、同大からヒアリングし、その対応状況を議論するのが狙い。修学資金制度を活用した卒業生の地域定着策や、採用予定教員の約7割は宮城県、特に東北大学関係者が占めることによる地域医療への影響についての懸念が呈せられたが、会議の最後の遠藤座長による総括に異論は出なかった。遠藤座長は、「ただし、まだ課題もあり、さまざまな意見も踏まえ、これまでと同様に引き続き、対応を進めてもらいたい」...