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診療の補助、知らぬ間に慣例的に増加?◆Vol.3

医師調査 2015年9月19日 (土)  成相通子(m3.com編集部)

Q.4看護師の「診療の補助」の種類を増やす際に、どのように決定しましたか。(複数ある場合には、最も多いケースについて) Q4では、ここ2,3年で勤務先の病院において、看護師の「診療の補助」の種類が増えたと回答した医師(n=70)と看護師(n=65)(詳しくはVol.1を参照)に、どのような決定プロセスで増やしたのかを尋ねた。 全体的には、「病院管理者が決定した」「院内の委員会に諮り、決定した」といった、病院として意思決定したケースが多かったが、看護師は「慣例的に増えていった」を選んだ人が約4分の1を占めた。医師の回答ではこの選択肢は8.6%にすぎず、医師が明確に認識しないまま「慣例的に増えていった」可能性もある。 医師で多かったのは「病院管理者が決定した」が34.3%、次に「院内の委員会に諮り、決定した」が32.9%。一方、看護師は「院内の委員会に諮り、決定した」が最多で26.2%、次は「慣例的に増えていった」の24.6%だった。 「個々の医師の裁量で決定した」「現場で医師と看護師が話し合い決定した」を選んだのは、医師と看護師ともに1割ほどで、「個々の看護師の裁量で決定した」は合計で3...