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責任あいまいで診療の補助進まず◆Vol.5

医師調査 2015年9月23日 (水)  成相通子(m3.com編集部)

Q5.看護師の「診療の補助」を増やすに当たり、どのようなことが障壁になった、あるいは障壁になると考えられるでしょうか。(複数回答可) Vol.1の『「動脈穿刺採血」も看護師業務◆Vol.1』では、看護師の「診療の補助」について、ここ2,3年で種類が「増えた」と答えた病院勤務の医師と看護師は20%代で、「変わらない」「減った」が大多数だった。そこで、増やす際の障壁について尋ねた。その結果、「トラブルが起きた時の責任があいまい」がトップ医師、看護師ともに最多で50.3%と65.5%。次に医師の回答で多かったのは「看護師の反対」で49.0%。看護師では「看護師の医学的な知識や技術が不十分」(55.9%)、「看護師に業務を増やす余裕がない」(50.0%)が続いた。 Q6. 今後、看護師の「診療の補助」の種類について、増やす予定はありますか。 今後、勤務先の病院で、看護師の「診療の補助」の種類を増やす予定があるか尋ねたところ、医師は90.6%、看護師85.7%が「ない」と回答し、大多数を占めた。あると回答した場合の業務の内容は以下の通り。 【医師】 ・喀痰吸引、酸素吸入開始の判断 ・輸血をつなぐ...